書評:東大読書 ~2日目~

 コンビニの店員さんに何かを質問され、「はい」と答えたらレジ袋を買ってしまったyassoです。「おにぎり温めてください」と言う予定でレジに行き、イヤホンを外し忘れたことによる悲劇でした。

 

書評を始めるにあたって

 前回も書きましたが、本の批評がしたわけではありません。アウトプットの場を作りたくて、読書を習慣化させたくてブログを始めた次第であります。

 そのため、書評やブログと言える代物になっているかは不明ですが、お手柔らかにお願いします。

 

東大読書 西岡壱誠著

 

 読書を習慣化させようと思った時に、まず読書の仕方を知ろうとこの本を手に取りました。

 

[こんな人に読んでほしい]

 ・これから読書を始めたいと思っている方

地頭力を鍛えたい方

・読書に苦手意識がある方

 

 本書の構成は以下のようです。

  • 前半:地頭力を鍛える本の読み方

  • 後半:本の選び方と紹介

 

 本書の核と言える前半部分を中心に書こうと思います。

 

 本書では、本の読み方を5つのステップで紹介しています。

私の解釈で、おおまかな流れを言うと、

「目的をもて」→「本と対話しろ」→「著者の言いたいことを知れ」→

「色んなものの見方をしろ」→「自分なりの結論を言え」

 

目的をもて

 まず、その本から何を学ぶつもりなのか。読み終えた後に目的を達成できるかどうか。つまり、読書は読書を始める前から始まっているんですね。

 

 確かに書店を訪れた際、興味が湧くことやタイトルに惹かれることってありますよね。結局、何を読めばよいか分からずに書店を後にする。

 しかし、そうではないと。何を読めばよいのかではなく、自分は何を獲得したいのか。そして、内容が自らの目的に沿っているか、自分で判断することが大事なんです。

 

本と対話しろ

 本と話すの?ってなりますよね。でもよく考えればごく普通のことでした。

 

本は著者が一方的に話しかけてきているようなものだと捉えると、こちらはただ聞いている状態です。例えば、先生や指導者が全体に向けて話しているとき、のめり込んで聴いているひとはいませんよね。

 

 つまり、著者の話を聴く姿勢で、話に反応し、質問し、まるで本と会話しているような感覚が必要なのです。内容が把握できないと質問できないですよね。質問できるということは内容が把握できていること、だから読めているとなるわけです。

 

著者の言いたいことを知れ

 すごく当たり前のことを言っているようですが、意外とできない事。これが出来ると著者の主張の軸を見失わず、大事なところとその付属部分とを見分けることができます。

 

 「色々書いてあるけど、結局何なの?」とか、「あれ?何の話だっけ?」となることがなくなります。

 「目的をもて」のところにも通じますが、本の内容のどの部分を読んでいて、そこから何を知ることができるかが分かります。ですので、しっかり読み込む部分とそうでない部分が出来てくるので早く読めます。

 

色んなものの見方をしろ

 ここでは実践的に2冊同時に読めと指示が出ています。確かに、1冊の本、1人の著者から話を聴くことは偏りがあって当然です。

 

物事を決定するとき、私自身の考えだけでなく、信頼できる方からの意見が参考になるように、違う視点や他人の考えから最終的な結論を出す、というのは建設的ですよね。

 

 本もそれと同じです。そのなかで共通点を見つけたら主張の正当性が増しますよね。

 

自分なりの結論を出せ

 これは今まさに私が行っていること。アウトプットです。

 

 自分はどう思ったのか、自分の意見は変わったか、最初の目的は達成できたか、など振り返って結論を出す作業です。

 

この作業をしないと、大勢いるの講堂で教授の話を聞き流しているのと同じです。

 

まとめ

 アウトプットが大事というのは何となくわかる人が殆どだと思います。ただ、インプットがないことにはアウトプットできないので、どうインプットし、ちゃんとアウトプットするか、これが読書においては大事だということを本書から学びました。

 つまり、2冊目も読み始めています。