名古屋飯~3日目~
コンディショナーの詰め替えを上手にできなくて、詰め替えの袋の方からその都度絞り出して使っているissoです。
「名古屋飯」と聞いて皆さんはどの料理を思い浮かべますか?
ひつまぶし、味噌カツ、味噌煮込みうどん、手羽先、味噌おでん、どて煮、きしめん、etc…
私は以前、名古屋飯を扱う飲食店でアルバイトをしていました。そこでは味噌カツやきしめん、ひつまぶし、名古屋コーチンを使った親子丼が提供されていました。
そこで疑問に思ったのは、
「名古屋産の食材を使うからなのか、名古屋発祥だからなのか、名古屋で食べるからなのか、名古屋の人が好む料理だからなのか」
つまり、これらの名古屋飯とされている料理は、何をもって名古屋飯と呼ばれているのでしょうか。
ニコニコ大百科によると
「名古屋めしとは、愛知県名古屋市を中心とする地域のご当地グルメ・食文化の総称である。中には元々名古屋のご当地グルメではないにも関わらず、誤解などによって名古屋めし扱いされている料理もある。」とあります。
ご当地グルメとは
コトバンクによると「地域独自の食材の組み合わせや調理法で他地域との違いを出した料理・飲食物の総称。」
名古屋飯を再定義すると、
「名古屋市で独自の食材の組み合わせや調理法で他地域との違いを出した料理・飲食物と食文化の総称」
では、先に挙げた料理のどこに独自性があるか見てみます。
ひつまぶし・・・1~3杯目それぞれ違う食べ方が出来る点。
味噌カツ・・・とんかつに味噌だれをかける点。
味噌煮込みうどん・・・鍋で味噌の出汁とうどんを煮ている点。
手羽先・・・名古屋コーチンを使っている点、または手羽という部位を揚げ、甘辛いたれを塗る点。
味噌おでん・・・おでんに味噌で味付けをする点。
どて煮・・・牛すじや豚モツを味噌で煮込む点。
きしめん・・・麺の形が平たい点。
名古屋は赤みその生産が盛んなので、味噌を使った料理が多いですね。これらの料理は、調理法や食べ方に独自性があるため、名古屋飯とすることができます。
しかし、前述の名古屋コーチンを使った親子丼は、親子丼という料理(どこが発祥かは調べていません) が名古屋発祥でない限り、名古屋飯と言うことはできないのではないでしょうか。
今日は、すごくどうでもよいと言えばどうでも良いことなのですが、疑問をもつことで再定義でき、自分の解釈が進んでより深い議論ができます。それによって、名古屋飯という単なる情報が知識に変化していくのではないでしょうか。